最近少しずつ日が長くなってきましたね。まだまだ寒い日が続きますが、段々と春に近付いていますね。
どうも、ジャムです。
昨日、2013年初の秘封倶楽部活動に行ってきました。現代における心霊スポットの定番である所のトンネル。そんなトンネルの中でも東京に存在し、尚且つロケーションも心霊たちのビバリーヒルズ的な物件をチョイスしました。
旧小峰トンネルと旧吹上トンネルです。
トンネルと言えば去年の倶楽部活動で千駄ヶ谷トンネルに行ったのですが、いかんせん都心に近く周辺も住宅地のために交通量が多く、生活感さえも感じられるトンネルでした。そこで今回は、既に現役を退いたトンネルにスポットを当てて、あわよくば巷で噂されている心霊現象の一つや二つをこの身で体験できればという想いを胸に目的地へと向かったのでした。
現地到着は22時を予定。それまでの日中は部長宅でサイレンや零などのホラーゲームをプレイして零に対する感応力を高めるトレーニングを行いました。抜かりなしです。
そんなこんなで22時過ぎ、交通量も減ったところで現地に到着。と言っても目的のトンネルは旧道にあるため近くに車を停めて、徒歩にて向かいます。満月の月明かりに照らされて古ぼけたアスファルトや周りの木々の影がぼんやりと浮かび上がっていました。

外灯も無く冷えた真冬の空気と相まって凍りついたかのような静けさです。やはり秘封倶楽部はこうでなくては!とメンバーの士気も自ずと上がった矢先に早くも心霊現象が!
現地で合流するはずだった部員の一人がねむみの霊にとり憑かれてしまい家を出ることすらかなわなくなってしまったのです。彼の確認できた最後のツイートは「スヤァ…」でしたとさ。
気を取り直してトンネルへと向かいます。

山道は元車道でアスファルト舗装されているため歩きにくさは感じなかったのですが、やはり山影となり日光が届かない場所があるのでしょうか、所々に雪が残り路面を覆っていました。
しばらく山道を歩いているとついに見えてきました。旧小峰トンネルです。

真っ暗な闇の中に白っぽい灯りだけが浮かび上がっていて何とも良い雰囲気です。旧と言うだけあって長さも短く幅も狭いトンネルです。
残念なことに私は霊感というものが皆無なので霊的なものは何も体験できなかったのですが、このオカルティック非日常空間の空気は存分に満喫できました。

トンネルよりもその前後に続く旧道の方が恐怖感がありましたね。
そんなこんなで第一の目的地である旧小峰トンネルは無事に踏破できました。次に目指すのは旧吹上トンネルです。
小峰トンネルから車で40分程でしたでしょうか。無事に吹上トンネルに到着。旧小峰トンネルと同様に近くに車を停め徒歩で向かいます。
しかしこちらは特に山道を歩いて行くということもなく、旧道に入ればすぐにトンネルが現れました。旧小峰トンネルと比べて赤みがかったライトの灯りが印象的でした。

こちらのトンネルは割と最近まで現役だったらしく、長さも幅も旧小峰トンネルと比べて長く広いものでした。
このトンネルを歩いていた時は気温もめっきり下がり、霊的な寒さよりも物理的な寒さの方が上回っていました。どうやらマイナス3度だったようです。九州は熊出身のわたくしの体は寒冷地仕様にはできていません。トンネルの上部から沁み出た水が氷柱になっていました。

トンネルの出入り口にできた氷柱など、まさにダンジョンの入り口といった様相です。足元には落下した氷柱も転がっており、こちらも霊的な恐怖よりも物理的な恐怖を感じていました。
旧小峰トンネルよりも道路や民家に近く旧道に入ってすぐなのでアクセスは楽ですが、赤みがかったライトの光は中々に不安感を煽ってくれます。
旧吹上トンネルを踏破したころには部員全員が寒さを訴えるようになっていました。無事に二つのトンネルを踏破した後は閉店間際のファミレスで軽く休憩をとり帰宅の途についたのでした。
ちなみにトンネルでわたくしが魔術師にジョブチェンジしたりしなかったりしたのですがそれはまた別のお話。
閑話休題。
パワースポットを訪れて良いエネルギーをもらうという話を聞いたことがあります。そこで得たエネルギーにより運気を上げたりするのだとか。
霊感が毛ほども無いわたくしですが、パワースポットの話のように心霊スポットを訪れ続ければ霊的なエネルギーが充填されて、そのうちオカルティな力に目覚めたりするのでしょうか。わたくしはそれを期待しつつ、次回の倶楽部活動を楽しみに待っているのでした。