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ジャムジャム王国(仮)

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第4回東方ニコ童祭

7月です。祝日のない6月をなんとか生き延びました。


どうも、ジャムです。


ニコニコ動画で第4回東方ニコ童祭なるものが盛り上がっているようですね。今までその名前だけは聞いたことがありましたが、具体的に何なのか知らずに生きてきました。


なんでも、一定期間中に東方関連の動画を投稿してみんなで盛り上がりましょうといった趣向のようです。私も東方曲をピアノで弾いたりしている身ですから、それを知って参加してみたいなあと思ったのですが、知ったのが6月28日。その時点で動画にするようなネタがあるわけでもなし、諦めようかなと思いました。


諦めんなよ!!


と心の中で声がしましたので頑張ってみました。





そんなこんなでニコ童祭初参加です。『信仰は儚き人間の為に』のアレンジです。前回が綺麗な早苗さんだったので今回ははっちゃけた早苗さんをイメージしました。無事参加したことになっているか不安ですが。


土曜日の午後に閃いて今まで練習していました。間違いなく一番準備期間が短かった動画です。そんなわけで色々とやらかしてはいますが、それもお祭りの熱狂、泡沫の夢の如きものだと思ってください。


結構前にこのブログに書いた妄想、東方グランプリを発展させてみました。御柱祭でレースやろうぜ的なことを早苗が言い出すといった内容です。そんな物語のオープニングテーマをイメージしています。


以下はそんな私の妄想の産物です。興味がない方は読まなくても構いません。





































「御柱祭をやりましょう!」
 
 突然襖を踏み倒し五穀豊穣ライスシャワーを撒き散らしながら居間に飛び込んできた早苗の大声(と弾幕)が神奈子と諏訪子の平和な午後に終止符を打った。
 
 居間にいたのが二柱の神だったから良かったものの、これが静寂を好む某喘息持ちの魔法使いであれば発作を起こし呼吸困難で永琳のお世話になっていたことだろう。
 しかし流石に神とはいえ、弛みきった午後のひとときに不意討ちをかけられればまったくの無事とはいかなかった。まだ半分も飲んでいなかった神奈子の蕎麦茶は、その芳ばしい香りを堪能される間もなく急須ごと畳にぶちまけられた。付け加えておくと、その時彼女の口から吹き出された蕎麦茶は彼女の神力により恵みの雨となり人里の田畑を潤したという。
 一方諏訪子はといえば、早苗が踏み抜いた襖の下敷きとなり力なく痙攣していた。

「それで?一体どうしたね?いきなり御柱祭をやろうだなんて」

 流石は戦神として信仰されていただけのことはある。神奈子は落ち着きを取り戻し急須に新しい蕎麦茶を入れながら何事もなかったかのように早苗に聞いた。

「どうもこうもありません!最近のウチへの参拝客の少なさは目を覆うばかりです。これじゃいつウチが第二の博麗神社になってもおかしくありません!」

 まあそんなことだろうと思っていたのか、神奈子は蕎麦茶をすすりながら鼻で笑う。

「またそれかい?外の世界とは違うんだ。こっちじゃ氏子もまだ少ないし、積み上げた歴史だってありゃしない。ぼちぼちやっていけばいいだろう?」

「なに勝手に枯れてるんですか!?そんなこと言ってるから集まる信仰も集まらないんですよ!御柱が割り箸になってもいいんですか!?」

 神に面と向かってここまで言えるのは、彼女が厳密には巫女ではなく現人神であり神奈子や諏訪子と同じく神としての一面も持っているからなのか、それとも単に彼女の性格なのか、文字通り神のみぞ知るところである。神奈子も早苗のこういった物言いには慣れているのか意に介した様子はない。

「まあ早苗の言う通り御柱祭をやったとしてだ。そう都合よく信仰が集まるとは思えんぞ。何しろこっちは日常から妖精妖怪が跋扈している世界だ。柱を落としたり曳いたりするくらいじゃ誰も何とも思わんだろうさ。」

「それですそこなんです私が言いたいのは!つまりですね、幻想郷に来たのなら幻想郷に合った御柱祭をすれば良いってことですよ。」

 目からビームでも出るかと思うほど瞳を輝かせながら早苗は身を乗りだす。

「幻想郷に合った御柱祭?」

 元来新しいもの好きの神奈子である。早苗の言う幻想郷に合った御柱祭というものに早くも興味をもったようだ。

「そうです。そもそも幻想郷の住人はお花見や宴会のような機会には飢えているんです。お祭りをやればみんな大喜びで参加しますよ。」

「しかしただの御柱祭だと刺激が足りずに信仰獲得までには至らない。そこでこっちの住人も熱狂出来るような新しいアイディアを考えた、ということだね?」

 早苗はムフーと不敵な笑みで肯定しつつ袖の下から一冊のノートを取り出した。表紙には女の子らしい丸文字ででかでかと『幻想郷御柱グランプリ(ケロリもあるよ♡)』と書かれていた。

「ほう、里曳きをレース仕立てにしようってことかい。」

「その通り!やっぱりお囃子にあわせて柱を曳くだけだと盛り上がりに欠けます。そこで柱一本ずつをチームに振り分けて、その曳く速さを競わせるのです。今世界が求めているのは競争ですバトルです!最初はギャグ漫画だったのにいつの間にかバトル物になっていたなんてこともたくさんあったじゃないですか!」

「なるほど、それは血が騒ぐね。我こそは里一番の勇気と信心を持つ勇者だと名乗りを上げさせ競わせる。」

「見事一番になった者には特別なご利益がって触れ込みで宣伝すればみんな参加するに決まってます!」

「まあ、景品はともかくそういう競い合いが好きな連中はここには多いからな。参加者はそれなりに集まるだろうし、イベントとして盛り上がれば信仰にも結び付く。良いだろう!委細任せる。その祭り、うまく取り仕切って見せるが良い!」

 パンと膝を打ちながら神奈子はそう言った。しかし早苗はふるふると首を横に振る。

「何を言っているんですか神奈子様!祭りを取り仕切るのは神奈子様の役目です!」

「あん?すると早苗は何をするっていうんだい?」

 首を傾げる神奈子に向かって早苗はビシィっと親指を立てる。

「もちろん、参加者としてレースに出て優勝するに決まっているじゃないですか!」

「決まってるんだ…。」

 レースに出るまでは良いとしても、優勝してしまうのはいかがなものか。八百長を疑われるだろうし、第一身内でない参加者に勝たせて華を持たせなければ盛り上がらないだろう。しかし早苗は自らが優勝することは当然を通り越して必然だと言わんばかりに胸を張る。

 「甘いですよ神奈子様!いつからスイーツ(笑)になったんですか?ほら、漫画でもよくある話ですよ、夕陽に染まる河原で互いの拳をぶつけ合い絆を深める!それと同じです!私たちも競い合うことで参加者との絆を深めるのです。しかし最後に勝つのは我ら守矢、参加者は皆、私たちの強さに感服してひれ伏し信仰することでしょう!」

 もはや早苗が日ごろため込んだストレスを発散したいだけなのではないかと疑いたくもなる内容ではあったが、戦神としての一面も持つ神奈子である。競い合いというものは彼女自身好きであったし、何より日ごろの退屈にも飽きてきていたところである。

「まあ良いだろう。やってみるとしよう。」

 そう言って早苗の提案を受け入れたのであった。
 その時である。突然早苗に踏み倒されていた襖がひとりでに飛び上がったかと思ったら大声でどなり散らしたのだ。

「おいコラ早苗!人を踏みつけておいて勝手に盛り上がってんじゃないよ!神奈子も!さっきまで一緒にくつろいでいた相手が会話に入ってこないことに気付け!二人とも私がど根性に目覚めてもいいっていうのかい!?」

 正確にいえば、襖が勝手に飛び上がったのではなく、その襖の下敷きとなっていた諏訪子が襖をはねのけ怒号をあげたのであった。

「なに、あの程度アンタにとっては涼風にも等しいものだろう?それに早苗の提案は気に入った。アンタもいっちょ協力しな。」

「諏訪子様、これは信仰を得るチャンスですよ。この祭りを成功させた暁には幻想郷中に分社を建てられます。」

 神奈子も早苗も半ば襖に張り付いてしまっている諏訪子のことなど心配するそぶりも見せない。

「うるさいうるさい!そんな面倒なことしてまた紅白巫女に退治されたいのかい!?いいんだよ普通で、今までだってそれなりにやってこれただろう!」

 諏訪子は踏みつけられ気にもされなかったことでご立腹である。早苗の提案にも真っ向から反対する。

「霊夢さんなら参加者の一人として取り込めばいいんですよ。私たちが幻想郷に君臨するのが納得できないのなら、レースに勝って阻止すればいいじゃないって焚きつければ一発ですよ。」

 早苗は体を妙な角度に傾けながらしたり顔で諏訪子に言った。この娘は現代っ子ながらなかなかの不屈っぷりである。以前こっぴどくこらしめられたことをちっとも気にしていない。

「あーもう!とにかく私は反対!反対だからな!絶対協力なんてしないぞ!!」

 諏訪子は早苗の提案の内容というよりも踏みつけられ無視されたことでだだをこねるといった様相である。

「それは困ります。今回諏訪子様にはレースクイーンをやってもらう予定ですので嫌でも協力してもらいますよ。ほら、そのノートにも書いてあるでしょう?」

 確かに先ほど早苗が取り出したノートにはケロリもあるよと書かれていた。

「誰がケロだ誰が!大体何だその態度は!それが神にものを頼もうっていう態度かい!?」

 諏訪子の怒りはここにきて頂点に達した。彼女の周りにはどす黒いオーラが漂い、祟り神として恐れられた当時を彷彿とさせる禍々しい気を放っていた。

「もう仕方ないですね。諏訪子様、あんまり駄々をこねるといけませんよ?めっ!」

「!?」

 コールタールのようなどす黒いオーラも全く意に介さず早苗は諏訪子の額をトスッと指でつつく。すると瞬時にどす黒いオーラも嘘のように消え失せ、諏訪子はその顔に穏やかなアルカイックスマイルを浮かべていた。

「ワァイ、オンバシラレース!スワコオンバシラレースダイスキ!」

抑揚のない声で同じ言葉を繰り返す諏訪子。

「ほう、ただの一突きでああなった諏訪子を鎮めるとは。早苗、アンタの奇跡にもだいぶ磨きがかかってきたようだね。」

「これでも毎日修行しているんですよ。」

 えっへんと胸を張る早苗。わが子の成長っぷりに目を細めるような表情の神奈子。アルカイックスマイルを浮かべつつ、その特徴的な帽子の瞳からはほろほろと涙をこぼす諏訪子。

「ワァイ、オンバシラレース!スワコオンバシラレースダイスキ!」

 壊れたテープレコーダーのように繰り返す諏訪子。帽子の涙は彼女の最後の抵抗の表れであろう。かくして、幻想郷で初となる御柱祭、第1回幻想郷御柱グランプリ、その計画が動き出したのであった。






日本語が話せればSSなんて書けるだろうと甘く見ていましたが、その考えは音が聞こえるんだからピアノ弾けるだろうというのと同じくらい無謀な考えだと思い知りました。誤字脱字は許してください。今回の妄想の素となった妄想が気になる方はこちら
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*Comment

No title 

凄まじいまでに軽快な曲調で、全身にリズムが刻まれるようです。
前回とは打って変わり、あまりのエネルギッシュさに圧倒されてしまいました!
今回の演奏は本格的に早苗さんがジャムさんに降りてましたねw これもまた奇跡なのでしょうかw

早苗さんが楽しそうでなによりですw
裏で目を輝かせながらセッセとノートにペンを走らせる姿を想像せざるを得ませんw 本当に可愛いです!
所々に神奈子様のカリスマ具合が垣間見えますね! 愛を感じます。
そして、諏訪子様ェ・・・。

楽しい演奏ありがとうございました!
次回の演奏も楽しみにしています!
  • Kyou 
  • URL 
  • 2012年07月01日 19時30分 
  • [編集]

No title 

諏訪子は犠牲になったのだ……
しかしこの楽しい曲を聴きながらこのSSを読んでいると、なんだか続きを書きたくなってきてしまいますねぇ。

ちょっと紫さんとこのチーム発足話でも妄想してみますかw
  • はぐれ物書き 
  • URL 
  • 2012年07月02日 00時27分 
  • [編集]

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