ジャムジャム王国(仮)

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魔法使いの弟子

2013年も残すところ一ヶ月を切りました。時は加速するのです。


どうも、ジャムです。


ニコニコ動画にピアノ動画を投稿する以前から、誰かのレッスンを受けることはなくなっていたのですが、今日久方ぶりにレッスンを受けてきました。


と言っても、ピアノではなくティンホイッスルのレッスンです。ひょんなことから仲良くさせて頂いている民族音楽の先生からの紹介で、アイルランド音楽演奏家と知り合うことができたのです。その方の演奏会やワークショップに参加してレッスンをお願いしたのでした。


笛は初心者ですから簡単な曲から吹いていったのですが、私が今までメインでやってきたクラシックとは違った世界が待っていました。


一例を挙げるなら、普段曲を演奏する時はAというパート、Bというパートがあって、AABAの形式になっている。その中で一番の盛り上がりはどこだ。といった考え方をしていたのですが、AABAであってもどこが盛り上がりどころかは奏者も分からない。そもそも冒頭でAが2回続くということを悟ってはダメだ。といった具合です。


その時々の気分や雰囲気で曲の崩し方や盛り上がりも変わります。また、楽譜通りに演奏することもありません。楽譜には書かれていない、というよりも書くことができない様々な情報があり、それを師匠から見て聴いて真似をする、盗むといった具合です。


今回レッスンを受けた師匠も、アイルランドで地元のお百姓さんの演奏を聴きながらその音楽を身につけていったそうです。ただ、アイルランド音楽に出会う前は和楽器や西洋の古楽器を生業としていたようで、その知識や感性の引き出しが大盛りでした。


私があまり和声学などのアカデミックなことが分かっていない人間だったので、レッスンも見様見真似スタイルでしたが、人によってもレッスンスタイルが大きく変わるそうです。何がアイルランド音楽をアイルランド音楽だと感じさせているのか、音形や和声から方法論を教えることもできるそうです。


私が素人ながらに吹いた笛を聴いて、ドイツ式の歌いまわしに近いという指摘を受けました。実際に以前私が習っていた師匠はベートーヴェンの研究をされていた方でした。最後に習ったのはもう10年も前のことなのに、受けた教育はしっかりと体に染み付いていたようです。


そんなわけで今日の師匠は笛の吹き方や何気ない会話からあらゆる情報を読み取ることができる方で、とても刺激的な時間を過ごせました。


「君に笛の名人になってもらいたいわけでも、アイルランド音楽のマニアになってもらいたいわけでもない。ただ、何年か後に今日吹いた曲をまた吹いてみた時、曲だけじゃなくて今日のこの楽しい時間や空間が蘇って欲しい。そうなって欲しい」とおっしゃってました。


実際その師匠も曲を演奏する時は、アイルランドのなんでもないお百姓さんに曲を聴かせてもらった時や一緒に演奏していた時のことが蘇るそうです。


今後色々と世界が広がりそうなレッスンでした。以前教えを受けていた師匠から10年が経ち、教わる楽器も違いますが、再び師匠を得ることができました。
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